BLOGBLOG
2016.08.13
木造2階新築工事現場『和室が2室もある家』Ⅳ
今回は屋根工事から外壁工事に掛けてご紹介いたします。
まず屋根野地板の上にるーふぃんぐ防水紙を敷きます。(上部画像)
次に周辺部材の取付です。(上部画像)
屋根材と雪止め金物を取り付けて完成です。(上部画像)
次は外壁ですが、今回の仕上はサイディングになります。
構造用合板の上に防水紙を貼り、胴縁を打ち付けます。(上部画像)
この胴縁ですが、サイディングと防水紙との間に15~18mm程度の空間を設けることにより外壁からの熱を壁内部に伝え難くすることと、煙突効果で常に空気が内部を上昇しますので湿気対策にもなります。そして、万が一サイディングの継ぎ目より雨水が浸入したときに、その空間を伝わって外部に雨水を逃がす効能があります。
サイディングが商品化された当初は空間を設けない地下貼り工法も採用された時期がありましたが、雨水が浸入すると表面張力により広範囲にわたり水分が広がり、しかもなかなか雨水が外に出にくい為、構造用合板や柱を腐食させる等の被害が発生しました。したがって今日では一般的に通気工法が当然の工法として行なわれています。
ちなみに、私共では上記理由からモルタルの場合にも通気工法を標準採用しております。(上部画像)
そして、サイディング貼りです。(下部画像)
水切りや他の役物板金を取り付け、胴縁の上にサイディングを貼って、継ぎ目のシーリングを施工すれば終了です。
内部では和室の造作が始まりました。
画像は障子や襖建具の鴨居を取り付けたところです。(下部画像)
よいよ内部の工事も佳境に入りますので今後の進行にご期待ください。