漆喰の家
コンセプトは都会に住む人々の心に安心と癒しを与え、家族が心身共に健康に暮らせる住宅。
外観は慣れ親しんだ温かいイメージを与える漆喰の外壁に包まれ、古くから使用されている素材でありながらモダンな印象を表現しています。室内では床の無垢フローリングに加え、表しの梁や各所に木や自然素材を配した内装で温もりと癒しを与えます。そして、プランは完全自由設計ですので、どのような立地の敷地でも建築可能です。都市に建つ建物の宿命としてプライバシーが置き去りにされることがありますが、そこの問題もプライバシーを持ちながら、外部との適度な距離感と採光を両立させたプランをご提案いたします。
その他、外壁通気工法・制震構造・次世代省エネ基準クリア等、耐久性、耐震性、断熱性能に優れた安心・安全な建物となっています。
EXAMPLE当社施工例
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リビングダイニング
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ダイニングよりリビングを見る
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階段手摺
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表しの梁
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オリジナルステンドグラス
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土間
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土間
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表しの柱・梁
FEATURE『漆喰の家』の5つの特徴
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外壁仕上材の漆喰
漆喰は紀元前5000年ころから使われた人類史上歴史のもっとも古い人造素材の一つです。人造とはいっても石灰岩を主成分とした自然素材で出来ていますので健康や環境にも安心です。漆喰の特徴は長い年月をかけて外気中の炭酸ガスを吸い続け、石化する作用が働き経年とともに耐久性が増していきます。防水性や撥水性もありますので、躯体を水や湿気から長期にわたり保護し続けます。又、天然素材の性質上、表面に静電気が発生しづらい為、空気中の汚れが付着しづらく8~12年後の吹き直しは不要で、汚れが目立つ場合は高圧洗浄やアルカリ性の洗剤による薬品洗浄を行います。一般的な施工方法において30年程度保持することが可能で、塗装系の仕上げ材に比べるとライフサイクルコストが大幅に下ります。
※ライフサイクルコストとは建物の費用を企画、設計に始まり、竣工、使用を経て、修繕、耐用年数の経過により解体処分するまでの全期間に要する費用を意味します(生涯費用)。建物の建築費用を低価格で調達、建築することが出来たとしても、それを使用する期間中における保守・管理、保険料、ローン金利、廃棄時の費用までも考慮しないと、総合的にみて高い費用となることから生まれた発想です。
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外観
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漆喰塗り
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外観
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漆喰塗り
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漆喰材
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外壁漆喰仕上下地がモルタルでありながら『外壁通気工法』を採用
木造住宅の外壁の中は、室内からの湿気が入り込んだり、壁内結露(内部結露)を起こす可能性が高く、壁内の湿気による結露やカビが発生する事故が過去に多く報告されています。この壁体内結露は、結露によって壁内の木材が腐って建物の耐久性を低下させたり、室内側の石膏ボードの裏面からカビが発生し、どす黒いシミとなって視認出来るほどのカビが発生し、室内環境そのものも不衛生な状態となります。このような状態を改善するために壁体内の湿気を外部に放出する手段として『外壁通気工法』という方法が開発されてきました。この方法はサイディング工法の壁に多く採用されていますが、モルタル塗り工法での採用している建設会社は現在でも稀で、壁体内の湿気を透湿防水シートという材料で壁を覆い、外壁材との間に外気が流れる12mm程度の層をつくることによって、壁内の湿気を透湿防水シートから通気層を通して外部に放出する方法です。
通気工法のメリットは防湿効果と防水効果が高く、壁内結露を防ぐことによりアレルギーの原因となる壁内のカビの発生を防ぎます。そして、庇の出の少ない家屋が多い日本では直接風雨が外壁に影響しますが、通気工法では雨漏れのリスクが大幅に少なくなります。したがって、資材が長持ちし建物自体の寿命が延びることになります。-
外壁通気工法
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耐震等級3相当、さらに制震ダンパーを採用した制震構造で地震による住いの変形を最大55%低減。
耐震等級3とは地震に対する構造躯体の倒壊・崩壊等のしにくさが、数百年に一度程度発生する地震による力(建築基準法施工令に定める基準)の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊等をしない耐震性能を言います。さらに、『漆喰の家』では耐震性制震ダンパーを分散配置することで、大震災後いく度となく繰り返される余震にもその都度揺れを効率よく吸収し、変形を約50%程度に抑えお住いの損傷を軽減します。
建築基準法では住宅を建設をする際には必ず耐震工法で行わなければいけないません。大規模な地震が来た時に建物の全壊を防ぎ、居住者を圧死させないようにするいわば災害時に人の命を守ることを目的としています。しかしながら、繰り返し発生する地震に対する建物への損壊は考慮されておらず、建物へのダメージを大きく蓄積します。地震のエネルギーを制振(制震)機構により抑制することにより建物の揺れを抑え、構造体の損傷が軽減されるため大規模な地震や繰り返しの地震にも有効です。
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外壁通気工法
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省エネ基準義務化に対応し、基準をさらに性能アップした断熱等級5をクリア
2025年に「住宅の省エネ基準』が義務化されます。
時代の要請を受けて、省エネ基準は度々改正されている。最近は、地球規模でCO2削減が求められているので、住宅の省エネ化は先進国で唯一義務化の基準が無い我が国にとって、国際的な課題となっていました。1999年に改定された「次世代省エネ基準」では、住宅の外皮といわれる外壁や屋根・天井、床、窓などの断熱性能だけで評価するものでした。2015年施行された「改正省エネ基準」では、給湯器や冷暖房機器、換気や照明設備などの省エネ性も考慮し、太陽光発電などにより創り出すエネルギーも加味した基準でした。電気やガスなどを二次エネルギーといい、二次エネルギーを生み出す石油・石炭など化石燃料、原子力燃料、自然から得られる水力・太陽光などのエネルギー源を一次エネルギーといいます。重視されるのは「一次エネルギー消費量」で、住宅の省エネ性能を一次エネルギー消費量に換算して評価するように変わりました。つまり、以前は壁や窓など(外皮)の断熱性能だけを対象とした基準でしたが、「外皮の断熱性能」を新しい計算方法に改めて、設備性能を加えて建物全体の省エネルギー性能を判断することになりました。そして、昨年度より断熱等級5・6・7が新設され、2025年度には断熱等級1~3が廃止され4より上の断熱性能のある建物でないと建てられません。更に2030年度には断熱等級4も廃止され、断熱等級5以上の建物しか建てることが出来なくなる予定です。経済的先進国の我が国が、断熱性能基準についてはやっと先進国の仲間入りを果たした状況ですが、それでも先進国最低基準のレベルであることに驚きを感じます。
具体的に断熱等級5は冷暖房用のエネルギー消費量を2016年基準に比べ、約31%削減することを目的とした基準です。
『漆喰の家』では2030年を見据え、更にワンランク上の断熱仕様で対応いたしております。
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断熱等級5(2022年設定基準)
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100%天然木のフローリング(自由設計で他の仕上も採用可能)。
『漆喰の家』はフラット35S及び長期優良住宅の申請が可能ですので、ローンの金利及び損害保険や税金の優遇を受ける事が可能です。