簡単リフォーム③ヒラタキクイムシによる虫害と対策 | 株式会社 カドヤ建設

BLOGBLOG

2016.07.17

簡単リフォーム③ヒラタキクイムシによる虫害と対策

ヒラタキクイムシをご存知ですか?
日本では全土に生息していて、幼虫時に乾いた木材を食べる虫となります。
お客様からの依頼で見に行ってみると、なんだか粉だらけです。

 

拡大すると・・・

 

こんもりと粉が盛られたみたいになっています。よく見ると、粉の中心には1~2㎜位の穴があいています。  

調べてみると、この部屋に仮住まいをしていた方の家具についていた虫をもらってしまった様で、床材に潜り込み卵を産みつけたらしいのです。
成虫になると虫糞と木粉からなる白粉(フラス)を排出して脱出します。

成虫発生の最盛期は梅雨時期なので、ちょうどこの時期に活動し始めたのでしょう。

 

 

今回、行った作業は・・・

①薬剤選択
3種類の薬品を床材に滴下し、染み、変色の確認をして、使用する薬剤を決定します。

②薬品注入
今回は、ジノテフランの50倍希釈液に決定しました。写真のように、全ての穴と床材の目地に虫眼鏡と注射器を使い注入していきます。

③反復作業
この作業を、1週間おきに3回繰り返します。

 

~駆除作業が終了しました~

 

WAX掛けをしてきれいなフローリングによみがえりました。
ふ化して成長した幼虫は、秋になると材表面近くに出て越冬するといわれてます。
また来年、羽化した成虫が出てこないように、今回、駆除して良かったです。

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